2020/09/03 17:43
先日、以下のご質問をいただきました。
■ご質問内容■
不織布使い捨てマスクは通常3層構造を持ち、
菌やウイルスをキャッチするマスクの心臓部ともいえる中間層の「メルトブローン層」は
UV-Cの照射により酸化分解するというネット記事(下記URL)を見たが、
サニフルを使用して不織布マスクをUV除菌すると、マスクがだめになるのではないか?
https://spc.jst.go.jp/news/200201/topic_1_02.html
■実験■
上記ご質問を受け、第3者機関にて電子顕微鏡の観察実験を行いました。
【被検体(マスクのメルトブローン層)】
・Before(使用前のマスク、UV照射無し)
・After(サニフルにて除菌モード5回/計50分のUV照射)
【検査方法】
BeforeとAfterを比較し、UV照射による酸化分解や、繊維の断線等の有無を観察
【結果】
5回UV照射後のメルトブローンでも、酸化分解等、繊維の破壊は観察されなかった。
■回答■
上記の実験結果から、サニフルをお使いいただき、
UV除菌しても使い捨て不織布マスクのメルトブローン層が
酸化分解など繊維の破壊は発生しません。